FAQ

NoelHatch FAQ(私設美術館の案内帖)

1. ひとつとしての「個体差」について

​46年の歳月をかけて辿り着いた、

セメントという素材の呼吸。

​独自の調合、塗り付け、そして静かな乾燥のプロセス。

その日の湿度や温度。

作家・竹内紀雄の指先の感覚によって、

作品には微細な気泡や色味の濃淡が宿ります。

​お届けする作品は、世界にただ一つの「アートピース」です。

掲載された写真と全く同じ表情ではありませんが、それはこの瞬間、あなたのためだけに生まれた唯一無二の証。

その偶然の出会いを、風合いとして慈しんでいただければ幸いです。

​2. 「素材」と「強度」の約束

​荒々しくも繊細な、セメントの新しい可能性。

​長年の左官技術に裏打ちされた独自の配合により、見た目の軽やかさに反して、確かな強度と耐久性を備えています。

屋内外を問わず、生活の景色の一部として長く寄り添えるよう、適切な乾燥期間を経てお届けします。

​健やかな素材を用いておりますので、どうぞ安心してお手元に置いてください。

※極度な衝撃や急激な温度変化は、作品を驚かせてしまうため、避けていただけますと幸いです。

​3. ともに歩む「お手入れ」

​作品は、お手元に届いてからも静かに変化を続けます。

​汚れが気になるときは、固く絞った布で優しく拭ってください。

強い薬剤や研磨剤は、セメントが持つ本来の肌質を損なう恐れがあります。

​直射日光や極端な湿気は、経年変化の歩みを早めることがあります。

年月とともに深まる味わいもまた、この作品が放つ「生きた証」としてお楽しみください。

​4. 贈りものと「木箱」の嗜み

​大切な方への「祈り」を届けるために。

​5万円以上の大型作品につきましては、当店オリジナルの特製木箱に納めてお届けいたします。

木箱を開ける瞬間の木の香りも、一つの体験として大切にしております。

​熨斗(のし)やメッセージカードのご希望も承ります。重厚なセメント作品が、確かな安心とともに届くよう、細心の注意を払い梱包いたします。

  • 凸凹な道に、居場所を灯す

    代表・竹内沙綺の告白。発達障害という個性を抱えながら、職人の娘として「自分の居場所」を自らの手で切り拓くまでの、長く、切実な記録。

    物語の続きへ(note) 
  • 46年、セメントに命を宿す技

    黄綬褒章職人・竹内紀雄が培った、5秒の遅れも許されない緻密な世界。伝統の「擬木・擬石」技法が、現代の聖域を創り出すまでの技術論。

    技術の真髄に触れる 
  • 最初の「ありがとう」が届く時

    誰かにとっての「なくてはならない場所」になれた瞬間。初めて利益が出た日に感じた、命のやり取りのような重みと、静かな感動。

    創刊の記憶を辿る